療養生活攻略マニュアル 余命5年宣告からの生還編

適応障害~糖尿病を発症。余命5年の宣告を突きつけられた男の闘病記録です

リボトリールの中に潜んでいた悪魔の話をしようと思う

リボトリールの中に潜んでいた悪魔の話をしようと思う

 

精神安定剤リボトリールに変えてもらったらアカシジアは出なくなりました。

 

アカシジアって何のことと思ったあなたは、コチラの記事を先に読んでくださいね。

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脂肪肝 糖尿病 適応障害 メンタルヘルス

あの感覚は出なくなった。

もともとリボトリールてんかんの薬。

 

だから、アカシジアは出ないとはわかっていた。


しかし、本当にアカシジアは出なかった。

 

それだけでも、無理やり病院に行った価値があった。

 

この記事で解決すること
  1. リボトリールを飲み始めた時の体の症状
  2. リボトリールを飲んだ時の心の状態
  3. リボトリールの悪魔の顔が見えた瞬間
 
 

なんで悪魔と言われてるんだろう? 

リボトリールの 何が悪魔なのか? 調べれば、調べるほど わからなくなっていった。

 

なぜ、リボトリールが悪魔の薬と呼ばれているのか?

 

理由が全くわからなかった。

第一、危険な薬なら医者も渡さないはずだ。


だからボクは、リボトリールについて徹底的に検索した。


何が悪魔なのか。それが当時のボクのテーマだった。

 

しかも離脱症状という聞きなれない言葉も気になった。


しかし、初めて聞く言葉に益々ちんぷんかんぷん。


もしかして、コイツは悪魔なんかじゃないのでは?


調べれば、調べるほどわからなくなっていた。

 

当時、調べて書いた記事の一部です。(検索すればまだ出ます)

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今、読んでも大体当たっていましたね。

 

リボトリールを飲み始めた時の心の症状

引用元:liva.co

適応障害およびうつ病の最初の1ヶ月は、いわゆる「急性期」と呼ばれるもの。


つまり、メンタルがいちばん悪い時期だ。

 

当時の僕は、隔週で保護者同伴で心療内科に通っていた。


その度に、こんな言葉を毎回言われていた。

うつ病の人と接する際の5つの禁句

引用元はコチラ

親としては気を使っていたんだろう。

 

しかし、当時のボクにはナイフのような言葉だった。

 

特に「思ったより元気そうだね」

 

この言葉が、一番つらかった。

だから、僕は仲間とも会わないようにした。


言っている本人たちは励ましているつもりなのだろう(あなたは大丈夫?


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なぜなら、ボク自身も「本当にまた働けるのか?」

不安しかなかったからだ。

 

50代を過ぎた自分を、雇ってくれる会社なんてあるのか。
ハローワークの求人票を見るたびに、不安ばかりが募っていった。

 

こんな状態で散歩をしても、気分が晴れるはずがない。


歩けば、おばあちゃんに抜かれる。


しかも、10分も歩けなかった。

 

ただ、当時は冬。

 

いつも曇りがちで、ときどき雪が舞っていた。


けれど、あの頃の僕には、その曇り空が妙に心を落ち着かせてくれた。

振り返れば、ブログを書き始めたのは本能のようなものだったのかもしれない。

 

今思えば、その選択は正しかった。
なぜなら、当時は人に会うことも躊躇っていたからね。

 

リボトリールの悪魔の顔が見えた瞬間

当時のボクは 「食べなきゃ眠れない」 と思い込んでいた。

親は通院のたびに、嫌味を言ってきた。
それでも帰り道では、いつもお金のないボクに食材を買ってくれた。

 

当時の僕は、医師から30分以上の運転を禁止されていた


実家まではちょうど30分。

だから、そう簡単には実家に帰れなかった。

きっと、そんなボクの経済状況を思っての行為だったのだろう。

 

袋の中には、いつもナッツの大袋が入っていた。


医師が「魚のほかにナッツとブロッコリーを食べなさい」と繰り返していたからだ。


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しかし、ナッツの適量は手のひら一杯分

 

しかし当時の僕は、間食にもナッツを食べていた。

幾ら、大袋でも開けたら止まらなかった。

 

 

しかも季節は冬。

 

 

簡単に出来るから食事はもっぱら鍋。
そして、ご飯を釜ごと食べていた。


ボクは「食べなきゃ眠れない」と思い込んでいた。

 

しかし、よく眠れたのは満腹まで食べたからじゃなかった。

 

リボトリールが、心を落ち着かせるために代謝を止めていたのだ。

 

もう少しわかりやすく言おう。

 

リボトリール代謝を止める代わりに、ボクの体を底なしのポリタンクにしたのです。


つまり、エネルギーは入る一方。

どこにも出ていかなかったのだ。

リボトリールの効果

 

気がつけば、ボクの体重は120キロまで増えていた。


医師は、太り過ぎたボクを見て中性脂肪の高さを指摘した。
しかし、親は生活習慣病を疑った。

 

今思えば、親の見立てのほうが正しかったと思う。

 

なぜなら、リボトリール「効果てきめん」と言わんばかりによく効いた。


しかしその効きすぎた優しさの裏には、
悪魔の顔がひっそりと潜んでいたのだった。

 

しかも、悪魔は……次は天使の顔をして現れるのだから。

 

まとめ:不安な時にためして欲しいこと


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リボトリールは、悪魔の薬なんかじゃなかった。


けれど、悪魔のように静かにボクを眠らせてくれた。

 

眠れることに安心して、ボクは体の声を無視した


だから、リボトリールの中の悪魔を呼び起こしてしまったんだと思う。

 

ボクが伝えたいのは、ひとつだけ。


自分で処方された薬について、調べる習慣を持ってほしいということ

 

精神科や心療内科の薬は、「自分で理解する意識」がとても重要だからだ。

 

ただし、これはボクの体験談。


リボトリールがの合う人もいれば、合わない人もいる。

だから、不安なときは必ず医師に相談してほしい。

 

確かにリボトリールは、よく効く。
でも、「効くこと」と「回復すること」は同義ではない。


その違いに気づいたときには、もう体が静かに悲鳴を上げているかもしれないから。

 

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