
心療内科の初診は決まりましたが、保護者同伴で行くことになりました。
ここまでの時系列を知りたい人は、コチラの記事を先に読んでくださいね。

初診前の大仕事=カミングアウト

ボクが会社を飛び出してから、2週間。
ようやく、診療内科の初診の日となった。
ただし、その前に、とてもめんどくさいお仕事が待っていた。
そう、カミングアウトだ。
ボクは親に内緒で会社を休んでいるという事実を言えずにいた。
しかも、この欠勤は休職になる可能性が高い。
だからこそ、なおさら親には言いづらい。
しかも、親はボクがこの仕事を一生続けるものだと思っている。
とても気が重かったが、話してみたら意外にもあっさりとした反応だった。
ただし、初診の日に親と顔を合わせたとき、チクリとやられた。
「治ったら、どうするの?」
メンタルを壊したら、治るあてもわからない。
次とか言われても、どうしようもない。
それが、あのときの正直な気持ちだった。
参考までに、メンタルを壊した時に言われたら嫌な言葉はまだある。
無意識に出る言葉もあるので、この記事で参考にして欲しい。
ボクの想像を超えた医師の一言

診察の前に、保護者同伴でカウンセリングがあった。
のカウンセリングは時間にして30分ほど。
しかしカウンセリングの料金がなかなか高額。
会計のとき、あまりの金額にビックリしたボクだった。
そして、いよいよ診察になるのだけど、何を話していいか分からない。
だから僕は、あらかじめこれまでの経緯をまとめて持ち込んでいた。
「初診はうまく喋れないから、メモを持っていくといい」
しかし──その手紙を読んだ医師の一言に、あっけにとられた。
「さかな、たべてるか?」
はい?
今までの苦労は一体なんだったんだ?
普通なら、ボクの手紙を見て「よく頑張りましたね」と言うものだと思っていた。
(そして、ボクは泣く)
ところが、あまりにも想像と違いすぎた。
ボクは、返す言葉がなかった。
ただ、薬の話になったときだった。
親が医師に「昔、睡眠薬を飲んでいた」と話していた。
どうりで、カミングアウトのときあっさりしていたわけだ…。
深夜のラジオ体操が悪魔を呼ぶ
想像以上に拍子抜けした診療内科の初診だったが、それでもちゃんと診断してくれた。
もちろん、休養2ヶ月の診断書ももらえた。
診断書によって、今後はハラハラドキドキせずに休むことができるようになった。
ただし、まだ症状は緩和していない。
だから、車の運転は「10分まで」との指示が出た。
(ちなみに、通勤には30分かかる)
そこで会社に電話をして事情を説明し、診断書を郵送することにしました。
診断名は「不安・抑うつ障害」
ところが、このリフレックスが体に合わなかった。
寝ている最中で体の内側がムズムズと痒くなるんです。
30分ほどで治まるのだが、飛び起きて
ラジオ体操をしないと収まらないほどのつらさだった。
薬の副作用だろうと思ったが、もちろん初めての体験だった。
そこで、担当の先生がいる曜日の朝に電話をかけて相談した。
すると先生が慌てて電話に出てきた。
「一人でいいので、もう一度来てください」
病院までは車で10分ほど。
ギリギリ許容範囲だ。
診察してもらった結果、アカシジアという症状だと診断された。
脳の神経に働く薬では、たまに出る副作用なのだという。
(リフレックスも脳の神経に働くくすりだ)
稀に出る副作用でも、出てしまった以上は薬を変えなければならない。
そこで新しく処方されたのが、リボトリールだった。
ただ、当時はリボトリールが“悪魔の薬”と噂されるものだとは知らなかった。
しかし1ヶ月後には、その意味を嫌でも理解することになる。
まとめ:コレが人生の分岐点だったのかも
カミングアウトをして、親に嫌味も言われた。
しかし、診断書を手にしてボクは安心した。
これで堂々と休める。
しかし、その安堵も深夜のラジオ体操であっけなく崩れた。
再度、診察してもらったら「副作用」とあっさり言われた。
当時のボクは、かゆみから解放される方を選んだ。
けれど、かゆみから解放されるために、悪魔の薬と噂されるモノにに手を出してしまったのです。
ボクが実際に体験した「悪魔の顔」については、次回の講釈で。







