
傷病手当金にもペナルティはある

令和になって、メンタルを壊して休職は珍しいことではなくなりました。
ただ、休職した場合は収入がない。
そこで、頼りになるのが傷病手当金です。
傷病手当金をもらう条件

- 健康保険の被保険者であること(パート・アルバイトも対象)
- 業務外の病気やケガであること(業務中・通勤中は労災対象)
- 医師に「働けない状態」と認定されていること
- 連続して3日間休んでいること(待期期間)
- 4日目以降に給与が支払われていないこと
退職後も継続して受給する場合は追加条件あり
- 退職日前日までに健康保険の加入期間が継続して1年以上あること
- 退職日時点で傷病手当金を受給中または受給できる状態であること
- 退職日当日に出勤していないこと
いつまでもらえるか
- 支給開始日から通算して最長1年6ヶ月(547日)
- 途中で復職した期間は通算に含まれないため、再発した場合は残りの日数を受け取れる
受給額の計算方法
- 支給額=直近12ヶ月の標準報酬月額の平均額÷30×3分の2(約66.7%)
- 給与の約6割が目安
給与が支払われている場合の注意点
- 休職中に給与が支払われている場合は傷病手当金は支給されない
- ただし、給与額が傷病手当金より少ない場合はその差額が支給される
傷病手当金の用紙の書き方はコチラに詳しく記載しています
しかし、最近では副業の様に、違反なのかわかりづらい事例が出てきているのも事実なんです。
- 受給期間中は働かないことが前提条件
- 働くと全額返還などのペナルティもアリ
- 受給期間中のコンビニでのバイトは論外
しかし、それは、外でのアルバイトだろ?在宅の副業なら大丈夫じゃないのか?
ところがそうでもないんです。今回は傷病手当金の返還対象になる可能性のある副業についてお話しします。
この記事でわかること
- 傷病手当金をもらっていても出来る副業
- 傷病手当金の返還対象になる副業
- アフィリエイトはどうなる?
- ココナラやnoteの場合は?
傷病手当金をもらっていても出来る副業

投資系の副業は問題ありません。
- 株
- NISA
- 不動産投資
そして、kindle出版も問題ありません。
ただし、一年間の印税が20万円を超える場合は税理士に確認することをおススメします。
以下の副業も傷病手当金をもらっていても可能です。
- YouTube動画投稿
- ブログの発信
- Xでの発信
- メルカリで不用品販売
こちらも収益が出たところで、返還対象にはなりません。ただし、kindle出版同様に一年間の収益が20万円を超える場合は税理士に確認することをおススメします。
傷病手当金の返還対象になる副業

以下の場合は、発覚すると傷病手当金の返還対象になります。
クラウドワークス経由で仕事を受けること
- Webライター
- 動画作成
- ブログ記事作成
- SNS運用代行
- 文字起こし
kindle出版のサイドビジネス
- 出版代行
- 出版サポート
- kindle表紙制作
- 有償モニター
- ペーパーバック作成
OKと思いがちだけどアウト
- 有料のZoomミーティング
- コンサル全般
メルカリもこの場合はアウト
- せどり(継続的に売買した場合)
ただし、上手くいかず早期撤退した場合は問題ありません。
アフィリエイトに関してはどうなる?

アフィリエイトには以下のパターンがあります。
- ブログで商品を売る
- Amazonアソシエイト
- Googleアドセンス
こちらもkindle出版同様に一年間の収益が20万円を超える場合は税理士に確認することをおススメします。ただし、大抵の場合は微々たるものなので問題ありません。
BrainやTipsのアフィリエイト
BrainやTipsのアフィリエイト(紹介料)は収益が少額なら申告不要です。自動的に売れるストック型であれば実質的にバレるリスクも低いです。
ただし、限りなくグレーなので自己判断でお願いします。
ココナラやnoteはどうなる?

ココナラの場合
- 出品するだけなら問題なし
- 一回きりの購入なら大丈夫
- バカ売れした場合は返還対象
- 商売になったら完全アウト
noteの場合
- 有料noteが売れるのは問題なし
- メンバーシップは要注意
メンバーシップは、継続的に情報を売っていると見なされます。
派手に収益を上げた場合は返還対象になる恐れがあるので注意が必要です。
何れも、自宅でやっているから雇われていない。それは、大きな間違いです。
知っておきたい副業の境界線

返還対象になる副業は、表立った社長と社員のように雇用の関係はありません。
しかし、仕事を受けた場合、依頼した人は「あなたの雇用主」として扱われるのです。
- クラウドワークスで記事を書く
- ココナラ経由の表紙作成
- kindle出版の出版サポート
- 有償モニター
- ZOOMコンサル
全部「お金を払う人=雇い主」が存在します。
まとめ:傷病手当金の本来の目的

傷病手当金は「働けない人」へのお金です。
あなたが働けないから協会けんぽはお金を提供しているのです。
しかし、副業でも依頼を受けることは契約違反になってしまうのです。
傷病手当金の返還は「傷病手当金の総額+利息・延滞金」になる可能性があります。
しかも返還に応じない場合は財産の差し押さえなどの強制執行が行われる可能性もあります。
傷病手当金をもらっての副業は、暇つぶし程度に留めておくのが賢明かもしれません。







