こんにちは、あんくるはなです。
今回は、
ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」からパレスチナが見える?
と言う事についてお話したいと思います。
「ノンマルトの使者」から現代も続くパレスチナ問題が見えてくるってどういう事ですか?
「ノンマルトの使者」は、現在の国際情勢にも当てはまる部分が結構あるんですよ。今回はそんなお話です。
この記事を書いてる人
この記事は、従来の
ウルトラファンからしたら
邪道かもしれません。
ウルトラセブン第42話では
「地球は地球人のもの」
「海底も地球人のもの」
と言った問題が描かれてました。
これは、ジャイアンの
「スネ夫のものはおれのもの。
オレのモノはオレのモノ」
に近いニュアンスです。
ただし、そこはダンが
セブンに変身するまでの事を
言ってるまでの事です。
今回は、ここから先の
「ノンマルトの使者」から
見えてくるもの。
そして、「ノンマルトの使者」を
現代に置き換えると見えてくる
悲しい事実に対して解説します。
この記事を読めば、
日本人には馴染みの薄い
パレスチナ問題が
「ノンマルトの使者」から
見えてきます。
なるべく解りやすく解説しますので
最後までお付き合いくださいませ。
「ノンマルトの使者」の映像とあらすじとは?
ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」はこちらでフル視聴できます
「ノンマルトの使者」のあらすじと、
当時訴えてたものに関して
まとめた記事があります。
この先は、「ノンマルトの使者」を
視聴するかあらすじを見ないと
理解が難しいはずです。
なので、リンクの記事を読んでから、
この記事を読み進めてください。
「ノンマルトの使者」が
どういう話かわかる人は
飛ばしてもらっても構いません。
「ノンマルトの使者」から見える別の問題
「ノンマルトの使者」は
当たり前が当たり前ではない事を
訴えてます。
それは、具体的にこの様なものです。
- 地球は、本当に地球人のものだったのだろうか?
- もしかして、略奪してうばったものなのではないか?
事実、この「ノンマルトの使者」では
次の事が描かれます。
- 地球人はかってノンマルトと呼ばれていた
- ノンマルト=先住民は海底へ追いやられた
- ノンマルトは海底で穏やかな暮らしをしていた
- 地球人が海底の開発を始めた
- ノンマルトの暮らしを脅かす
- 地球人に報復をする
- 地球防衛軍の海底基地を爆破
- ノンマルトは警告を発する
- 言い分の分からない防衛軍は警告を無視
- 真市少年から人間が侵略者である事を聞く
当時は、
「沖縄は日本のもの」
「米兵が好き勝手していいものではない」
と言う世論があったのは事実。
「ノンマルトの使者」の脚本を担当した
金城氏は「沖縄問題との関連性」を否定してますが、
そうみられても仕方のないお話に仕上がってます。
しかし、ここまでは前半12分までのものです。
ノンマルトの使者の後半から現代が見えてくる
「ノンマルトの使者」の後半では
次の様な事が描かれます。
- ノンマルトが怒って海底基地を爆破したと説明
- 警告を無視されたノンマルトは怪獣を操って攻撃を始める
この間に、アンヌ隊員と真市少年の間で
対話が行われます。
本編では「真市少年」が
ノンマルトとは明かされてません。
しかし、ここでは「ノンマルトの特使」
と考えるのが妥当でしょう。
しかし、「地球人代表」のアンヌ隊員はこの様に返します。
- 人間が人間の事を考えるのは当たり前
- 海底は人間にとって大切な資源である
この時点で会談は決裂して、
ノンマルトは
自分達の生活を脅かすもの=人間の船を怪獣を使って襲います。
「ノンマルトの使者」放送当時は、
「沖縄問題の怒り」が
少なからずフォーマットになってました。
しかし13分以降の展開からは、別の問題が見えてきます。
ズバリ、パレスチナ問題です。
しかし、パレスチナ問題は
日本ではとても馴染みの薄い問題です。
次章からは、なぜ
「ノンマルトの使者」からパレスチナ問題が見えるのか
を説明します。
「ノンマルトの使者」からパレスチナが見える理由
まず、多くの日本人が知らない
パレスチナがどういう所なのかを説明します。
元々、19世紀末に
から始まり
「ユダヤ人による国家」を目指したのが
問題の発端です。
しかし、この後2つの国の介入により
パレスチナの悲劇が始まります。
パレスチナ問題の発端を更に説明
ここでまとまれば、
現在の様に泥沼化してないのですが
同時に悲劇が襲います。
それは、ユダヤ人コミュニティと
隣接するアラブ民族が絡んでます。
イギリスが生んだもう一つの悲劇
結果どうなったのか?
そして、第2次大戦後イギリスが撤退した隙にユダヤ人は強引にイスラエルを建国するのです。
この後は、テロ組織や
アラブ諸国が乱れる
紛争に発展していくのです。
最終的にこうなります
パレスチナをノンマルトの使者に置き換える
これは、現在のパレスチナの分布を見ると
「ノンマルトの使者」に当てはまるのが
理解できるはずです。
引用元:パレスチナ子どものキャンペーン
つまり、アラブがノンマルトでイスラエルが地球人に当たるわけですね。
そうです。更に、セブンと怪獣ガイロスはこの様な位置づけになります。
そして、物語の最後に
ノンマルトの存在を認めたくなくて
ノンマルトの海底都市を爆破した
キリヤマ隊長の台詞が重みを増してくるのです。
ノンマルトの海底都市は
完全に粉砕した。
我々の勝利だ!
これで海底は我々のものだ。
再び海底開発の
邪魔をするものはいないだろう!
確かに、パレスチナはイスラエル=ユダヤ人のものだって言う主張に似てますね。
実際、未だにパレスチナ紛争は
終わりを見せてません。
しかし、ウルトラセブン第42話
「ノンマルトの使者」から
パレスチナ問題が自分には見えたのです。
「ノンマルトの使者」からパレスチナが見える?:まとめ
「ノンマルトの使者」は
当たり前が当たり前ではない事を
訴えてます。
それは、具体的にこの様なものです。
- 地球は、本当に地球人のものだったのだろうか?
- もしかして、略奪してうばったものなのではないか?
このテーマを、アラブがノンマルトで
イスラエルを地球人に置き換えると
パレスチナ問題が見えてきます。
そして、ウルトラセブンと怪獣ガイロスを
パレスチナ問題に置き換えると
この様なスタンスになるのです。
まず、ウルトラシリーズの問題作を
勝手に新解釈してしまった事を謝ります。
しかし、自分にはどうしても
「ノンマルトの使者」から
現在も続く民族紛争が見えたので
こんな記事を書きました。
邪道かもしれませんが、お許しください。
まだあるウルトラシリーズの問題作
ウルトラシリーズには、
「ノンマルトの使者」のほかにも
次の様な問題作があります。
このブログでも取り上げた
問題作のリンクを貼っておきます。
どんなテーマを抱えてたのか是非ご覧ください。
今後も、ウルトラシリーズの問題作は
取り上げていきたいと思います。
その際に、新解釈が出来る時は
していきますので
お付き合いくださいませ。
そして、今回の参考文献はこちらになります。
興味がある方は是非読んでみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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それでは、また次回。
以上、あんくるはなでした。