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【問題作】帰ってきたウルトラマンのお話が中学の授業で使われた理由

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【問題作】帰ってきたウルトラマンのお話が中学の授業で使われた理由

 

 


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こんにちは、あんくるはなです。

 

今回は、

 

【問題作】帰ってきたウルトラマンのお話が中学の授業で使われた理由

 

についてお話したいと思います。

 

前回の記事で救いようのないお話とわかりましたが、こんな話が授業で使われたんですか?

それが授業で採用されたんですよ。何が採用されたのかについて今回はお話しますね。

 
こんな事がわかります
  1. 帰ってきたウルトラマン33話は視聴可能か?
  2. 帰ってきたウルトラマン第33話で描かれてるテーマ
  3. 帰ってきたウルトラマン第33話は放送禁止にならないのか?
 

この記事を書いてる人 

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ウルトラセブン

帰ってきたウルトラマンの時代は、

ウルトラマンで全面に出てた

「怪獣=悪」と言う図式に異議を唱える

脚本家が沢山出てきました。

「本当に怪獣は全て悪い奴なのか?」

そんな疑問を全面に出してきたのが

ウルトラセブン」や

帰ってきたウルトラマン」だったわけです。

その筆頭ともいえる作品が、

前回から紹介してる

帰ってきたウルトラマン第33話

怪獣使いと少年だったわけです。

このお話は、

傑作にして問題作

と言われる程の作品故に

中学の授業でも使われました。

今回は、この第33話が何故中学の授業で

使われたのかについてお話します。

 

 この記事を読めば、

 

帰ってきたウルトラマン第33話の

 

真のメッセージがくみ取れると思います。

 

最後までお付き合いくださいませ。

   

 

帰ってきたウルトラマン33話は視聴可能か? 

www.dailymotion.com 

youtubeでの視聴はできませんが、

 

別サイトでの視聴は可能です。

 

ただし、非常に重くて救いようのないお話です。

 

この第33話の

 

視聴にあたっての注意書きをまとめた記事があります

 

まず、記事リンクに飛んで注意書きを読んで、

 

本編を視聴したら先を読み進めてください。

unclehana.com

 

帰ってきたウルトラマン第33話で描かれてるテーマ 

帰ってきたウルトラマン第33話で描かれてるテーマ

 

帰ってきたウルトラマン第33話が

 

中学の授業に使われた理由は、

 

扱ってるテーマがとても深いものだからです。

 

帰ってきたウルトラマン第33話は、

 

次のようなテーマへのアンチテーゼを謳ってます

 

帰ってきたウルトラマン第33話で描かれるテーマ
  1. 公害の恐ろしさ
  2. 差別は何処にでもある
  3. 集団心理の怖さ
 

当時や現在の事例を踏まえて、少しだけ深掘りしますね。 

 

公害の恐ろしさ 

 

ポイント!

帰ってきたウルトラマン」が本放送されていた

 

1971年はまだまだ高度成長期。

 

しかし、高度成長期の反面で

 

スモッグや騒音など公害問題が表面化してきた時代

 

でもありました。

 

更に、公害を巡っては

 

子供向け番組でも様々な動きがありました。

 

公害は色々扱われていた
  1. 公害が原因で怪獣が出現した(帰ってきたウルトラマン
  2. 産業汚水が原因で怪獣が生まれた(ゴジラ対へドラ)
  3. 公害Gメンなる特殊部隊が生まれた(スペクトルマン
 

この様に公害は、

 

特撮においてタイムリーな話題でした。

 

この帰ってきたウルトラマン第33話に登場す

 

メイツ星人も公害による大気汚染が原因で

 

本来の能力が出せずにいました。

 

第33話が訴えたもの

  • 公害は人々の健康を害するから何とかして欲しい

当時は、公害問題の解決策を模索していた時代でした。

 

なので、メイツ星人の設定は

 

とても解りやすいものでした。

 

差別は何処にでもある 

ポイント!
  • 日本では、古くから「部落問題」や「えた・ひにん」と言った人種差別が存在していた
  • 現在は撤廃しているが根強く残ってる
  • ただし、第33話で描かれる差別は「犯罪加害者」や「反社会的組織を抜けた人」への差別に近い

 

第33話で描かれる差別問題は

 

「犯罪加害者」や「犯罪加害者の家族」への差別に近い

 

思います。

 

確かに、第33話の陰の主役である

 

「りょう」は犯罪者ではありません。

 

しかし、「りょうは宇宙人だから悪い奴だ」

 

という差別は

 

あいつは、犯罪を犯したから殺される」

 

と言う事と変わりません。

 

この第33話でも

 

「りょうは宇宙人=悪い奴だから付き合わない」

 

という哀しい図式になってます。

 

第33話が訴えるもの

  • 差別はいけない

 

しかし、現実はこの動画の様なものかもしれません。


www.youtube.com

 

自分もそうですが、やはり犯罪者は怖いものと思ってしまうのは仕方のないことかもしれません。

 

 集団心理の怖さ

 

ポイント!
  • 第33話で描かれる最大のテーマ
  • 刷り込み思想の恐怖
  • 間違った集団心理が描かれる
  • 近年の例で言えば「某カルト教団の親族の大学願書拒否」があたる

 

第33話では

 

「りょうは宇宙人だから殺さなければいけない。」

 

と間違った刷り込みをした民衆が

 

りょうのもとへ大挙して来ます。

 

殺されそうになるりょうを救おうと、

 

メイツ星人=金山は民衆の前に姿を現します。

 

民衆はりょうより悪人と認識されている金山を殺害します。

 

民衆は、

 

金山を殺害した時点で「自分たちの平和を守った」

 

と錯覚します。

 

結果どうなったのか?

  • 金山=メイツ星人が封じ込めていた怪獣ムルチが現れる

 

そして、この後で

 

民衆に失望するウルトラマン=郷秀樹の苦悩

 

が描かれるのです。

 

改めて、振り返るとかなりやりすぎた感は否めないですよね?

 

だから、後日談があるのです。

 

帰ってきたウルトラマン第33話放送後の反応

帰ってきたウルトラマン第33話放送後の反応

 

誰が見ても救いようのないくらいに陰湿なお話なので、

 

後日談があります。

 

帰ってきたウルトラマン第33話放送後の

 

後日談についてまとめた記事があります。

 

記事リンクを読み進めてから次に進んでください。

 

unclehana.com

 

帰ってきたウルトラマン第33話は放送禁止にならない?

帰ってきたウルトラマン第33話の問題シーン



 

結論から言えば、放送禁止になる事はありません

 

現実にDVDやブルーレイにも収録されてます。

 

ただし、地上波での再放送には

 

首を傾げる描写が幾つかあります。

 

帰りマン第33話の問題シーン
  1. りょうが廃墟で暮らしている
  2. りょうがいじめを受けるシーン
  3. 廃墟と言う設定
 

現在の放送倫理では、

 

「りょうへのいじめシーン」以上に

 

金山とりょうが河川敷の廃墟で暮らす設定の方が

 

難色かもしれません

 

昭和のスポ根マンガあしたのジョー

 

似たような例で地上波では放送禁止になってます。

 

廃墟で暮らす設定が何故いけないのか?

  • 廃墟で暮らす=侮辱的・差別的なものに引っ掛かる

   

帰ってきたウルトラマンのお話が中学で使われた理由:まとめ

 

帰ってきたウルトラマン第33話は、

 

次のようなテーマへのアンチテーゼを謳ってます。

 

帰ってきたウルトラマン第33話で描かれるテーマ
  1. 公害の恐ろしさ
  2. 差別は何処にでもある
  3. 集団心理の怖さ
 

更に、地上波では放送禁止になりそうな

 

問題のシーンが幾つかあります。 

 

帰りマン第33話の問題シーン
  1. りょうが廃墟で暮らしている
  2. りょうがいじめを受けるシーン
  3. 廃墟と言う設定
 

2回に渡って

 

円谷プロ最大の傑作にして問題作と言われる

 

怪獣使いと少年についてお話しました。

 

ウルトラマンは、長い歴史の中で

 

色々と考えさせられる重い話が幾つか存在します

 

今後も都市伝説的なものも含めて

 

特撮ネタは続くていくので

 

楽しみにしていてください。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

  

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それでは、また次回。

 

以上、あんくるはなでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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