あれ?今回は仮面ライダーではないんですか?
そうです。結構主題歌に関心があるみたいないので、子門真人さんを通して70年代の主題歌事情について詳しく解説しますよ。
- 子門真人さんからみる70年代の主題歌事情
- 「およげたいやきくん」から見る70年代の児童歌事情
こんな人に向けて書いてます。
この項目に一つでも当てはまるところがあれば、記事を読む価値ありです。
更に、落田さんの誕生秘話はこちらから読めます。
この記事を書いてる人
尚、この記事を書く
きっかけになった
「カムカムエヴリバディ」
の感想記事はコチラです。
子門真人さんからみる70年代の主題歌事情
以前、風見志朗のオレ様伝説の話をした時に「仮面ライダーV3」の主題歌が3ヴァージョンあるって言ってましたよね?
はい、言ってましたよ。結局、V3の主題歌は石ノ森先生の後押しもあって宮内さんヴァージョンで決定したんですよ。
仮面ライダーV3の主題歌について
詳しくまとめた記事があります、
更に、詳しい経緯を知りたい方は
参照してください。
しかし、仮面ライダーV3の主題歌はなぜ今頃になって3ヴァージョンあるのがわかったんですか?出来れば、経緯と待遇について教えてもらえますか?
了解しました。今回は、仮面ライダーV3の主題歌を例に次章で詳しく説明しますね。
子門真人さんの「戦え!仮面ライダーV3」が作られた経緯
まずは、各ヴァージョンが聴ける動画があります。聴き比べてみてください。
3バージョンの「戦え!仮面ライダーV3」
全ヴァージョンを聴き比べると、アニキ(水木一郎さん)のヴァージョンが一番カッコいいと思います。
自分もそう思いますよ。ただ、正規ヴァージョンに決定したのはお世辞にも上手ではない宮内さんヴァージョンだったんですよね。
では、今頃になって陽の目を見たアニキと子門真人さんのヴァージョンはそれまでどんな待遇だったんですか?
そこは気になりますよね?次章で詳しく70年初頭に多く見られた恐怖のシステムについて説明しますね。
70年代ならではのブラックシステム「買い切り」とは?
聞き慣れない言葉なので、私の頭でもわかる様に説明してもらえますか?
いいですよ。70年代初頭に見られた「買い切り」と言うシステムをプロデューサー目線で解説しますね。
- 新しい仮面ライダーが始まるけど主題歌は誰にしよう?
- 主演ともう2人位欲しいな?
- 主演と候補2人にレコーディングしてもらう
- 正規は主演が歌うと思ってる主演俳優
- 原作者の後押しで主演俳優に正規版は決定!
- しかし、歌ってもらった2人にはどうしよう?
- とりあえず、アルバイト料として払っとく?
当時は、アニキも子門真人さんもNGテイクなので「買い切り」と言う名目のバイト扱いになったんですよ。相場は2万5千円ほどと言われてます。
現在だと20万円程度ですか?プロデューサーからしたら、凄い安い買い物ですが当時はなんでこんなシステムが横行したんですか?
「買い切り」と言うシステムが横行したのは、子供番組に対する「見下し」が横行してたからですよ。詳しく説明しますね。
正規に決まれば、印税は入ってきます。しかし正規版が決まるのは、放送が始まってからと言いうのが日常茶飯事だったのです。
アニソン歌手を落胆させる買い切りと言うシステム
仮面ライダーの主題歌
「レッツゴー!ライダーキック」
は放送開始時には藤岡弘さんが歌っていました。
仮面ライダーの時も、CMソングだと思っていた 子門真人さんはあっさりと「買い切り」に踏み切ったそうです。
しかし、一文字隼人(佐々木剛さん)になってから子門真人さんのヴァージョンに変わってますね?
2号ライダーになってから主題歌は子門真人さんのヴァージョンで再発されました。しかし、子門真人さんは友人からその事を知ったそうです。
権利を放棄=買い切りしたって事は、仮面ライダーは大ブレイクしたのに印税無しって事ですよね?酷すぎる話ですね。
藤岡弘さんのヴァージョンが流れてきた時点で、
落胆したのに
正規で使われたのが「買い切り」をした後。
子門真人さんは更に落胆したそうです。
しかし、更なる悲劇が子門真人さんを襲うのです。
「およげたいやきくん」から見る70年代の児童歌事情
それが、空前の大ヒットになる
「およげたいやきくん」でした。
しかし、最初は
- 子門真人さんが歌う予定ではありませんでした
また悲しい匂いしかないんですが、「カムカムエヴリバディ」で再燃したこの話を詳しく教えてください。
「およげたいやきくん」は2バージョンあった
生田敬太郎さんのヴァージョンは現在も視聴可能です。
およげたいやきくん:生田敬太郎
こんなヴァージョンがあったんですね?
ポンキッキでも最初の2ヶ月しかオンエアされなかったので知らなくて当然です。しかも当初ばシングル化の話すらなかったんですよ。
更に可哀想な予感しかしないのですが、続きを話してください!
この話には、トドメがあります。
本来はこの「生田敬太郎ヴァージョン」が、およげたいやきくんの正規ヴァージョンだったんですよ。
シングル化を考えてなかった時点で、生田さんにしても子門真人さんにしても「買い切り一択」ですよね?じゃあ、なぜ子門真人さんのヴァージョンに変わったんですか?
じゃあ、生田さんのヴァージョンから子門真人さんのヴァージョンに差し替えられた経緯について詳しく説明しますね。
子門真人さんの「およげたいやきくん」が正規版になるまで
当初は、生田敬太郎さんの
ヴァージョンが正規版として
レコード発売する予定でした。
- しかし、リリース間際に大問題が発生したのです
生田さんにしても、「5万円」のお仕事ですからね。専属契約は飛びつきますよね?
そこから発売に至るまでの経緯をサッと説明しますね。
そこから先は、沢山の人が知るシンデレラストーリーになったんですね。
結局、大儲けしたのはフジテレビでした。しかし、悪意がなかった事をまとめで説明しますね。
子門真人さんから見る70年代のブラックな主題歌事情:まとめ
結果として、「およげたいやきくん」はバカ売れしました。しかし、当初は決してフジテレビやレコード会社に悪意はなかったはずです。
確かに、今までの経緯から言えば「Win-Win」ですよね?しかし、ここまで売れたら子門真人さんにしたら契約の変更を考えますよね?
普通に考えたら、訴訟を起こしてもいレベルですよね?恐らく子門真人さんも「何らかの要求」はしたはずですよ。
当然、子門真人さんと
レコード会社及びフジテレビとの
話し合いはあったのでしょう。
- しかし、レコード会社から100万円と白いギターを貰ったのみでした
あれだけ売れたのに、それだけとは悲しすぎますね。仮面ライダーの頃から安く買い叩かれてた子門真人さんはその後どうなるのですか?
子門真人さんのその後
全盛期は安く買い取られて、結局子供向け番組でしか活動出来なくなった。悲しい末路ですね。
仮に、子門真人さんが「大人のラブソング」を歌っても「たいやきくん」のイメージが強すぎて難しかったでしょうね。
そして、ポンキッキが
ポンキッキーズと名前を変えた1993年。
子門真人さんは、芸能界を引退します。
- そして、現在は消息不明になっています
ただし、死んだわけではなく
- 山奥で自給自足の生活をしているともっぱらの噂です
子門真人コレクション
今まで版権が複雑でリリース出来なかった子門真人のお仕事集が21世紀になってやっとリリースされました!
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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それでは、また次回。
以上、あんはなでした。