こんにちは、あんくるはなです。
今回は、
ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」が当時訴えてたものとは?
と言う事にについてお話したいと思います。
久しぶりの特撮ネタはウルトラセブン最大の問題作と言われてるこのお話です。
この話もディグりがいのあるエピソードなので、2回に分けてお話しますね。
この記事を書いてる人
最近までウルトラセブン最大の問題作
と言えば第42話「ノンマルトの使者」
と言うのが相場でした。
この話は、
帰ってきたウルトラマン第33話
「怪獣使いと少年」
そして、封印作品として名高い
ウルトラセブン第12話
「遊星より愛をこめて」
そして、ウルトラセブン第26話
「超兵器R-1号」と並ぶ
ウルトラセブンの問題作として
知られてます。
ただし放送禁止コードにも
引っ掛かってないので
第42話「ノンマルトの使者」が
視聴可能なのは言うまでもありません。
なので、今回は「ノンマルトの使者」
のあらすじ。
そして、この問題作が誕生した時代背景
そしてこの問題作が訴えてたもの
についてお話します。
この記事を読めば、
当時の日本の情勢が見えてくると言う驚きの結果があります。
なので、昭和世代は
最後までお付き合いくださいませ。
ウルトラセブン「ノンマルトの使者」のあらすじとは?
今回もyoutubeでは第42話
「ノンマルトの使者」のフル視聴は出来ません。
ただし、この話は
ウルトラセブン第12話や第26話以上に
衝撃の強い作品として知られてます。
放送当初から物議を醸したのですから、
この第42話のインパクトは計り知れません。
そんなウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」の
あらすじはこんな感じになってます。
モロボシダンとアンヌ隊員は、
休暇で海水浴を楽しんでいた。
そこに「真市」という
名の少年が現れる。
真市少年は、おもむろに
「海底開発をやめて欲しい」
と進言してその場を立ち去る。
その直後に、海底開発センターが
爆破される。
真市少年は
海底は、ノンマルト=海底人のものだ。
侵略すると大変な事になる
と警告を発する。
つまり、海底開発センターの爆破は
正当防衛だと言う事も。しかし、
「海底は誰のものでもない」
だからこそ、真市少年の言葉に
首をひねるウルトラ警備隊。
しかし、ダンだけは
M78星雲では地球人が
かって「ノンマルト」と
呼ばれていた事実を知っていた…。
ここからは、是非動画で体感してくださいね。
かなり重い話ですが、
冒頭には60年代の海水浴ファッションが
垣間見れるので
ある意味貴重な映像かもしれません。
更に、帰ってきたウルトラマン
第33話「怪獣使いと少年」で使われていた
あの悲しい音楽の元ネタが
このエピソードだったりします。
帰ってきたウルトラマン第33話とは?
帰ってきたウルトラマン第33話「怪獣使いと少年」は、
この「ノンマルトの使者」と並ぶ
ウルトラシリーズ屈指の問題作
として知られています。
問題作である反面、
中学の授業でも使われるほどの名作
としての側面も持ってます。
そんな帰ってきたウルトラマン第33話
についてまとめた記事があります。
記事を読むと
あまりにも救いようのないお話だと言う事が理解できますよ。
更に、興味本位で観ると確実にブルーになりますので視聴は自己責任でお願いします。
ウルトラセブン「ノンマルトの使者」の当時訴えてたもの
ただし、第26話
「超兵器R-1号」は金城氏の脚本ではありません。
しかし、当時の若い脚本家の多くは
「怪獣=悪?」と言う疑問を持っていました。
なので、「超兵器R-1号」のような作品が
生まれたわけです。
そんな「超兵器R-1号」について
まとめた記事があります。
この記事を読めば、
金城氏を始めとした当時の脚本家が
「怪獣=悪?」「地球人=正義?」と言う図式に疑問を抱いてた事が明確になります。
しかし、第42話では更に踏み込んだ事を問いているのです。
「ノンマルトの使者」の訴えてるものとは?
ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」で
金城氏はタブーとも言える切り口で
この作品を作っています。
この作品が訴えてるものは次の通りです。
- 地球は元から地球人のものだったのか?
- もしかして地球は、別の民族のものだったのではないか?
普通に捉えたら、
当たり前にしか見えない事を
「当たり前でなかったのではないか?」
と言う視点で描いているのです。
なんで、こんなひねくれた視点が生まれたのですか?
それは、当時の日本を取り巻く問題が少なからず関係してるんですよ。
「ノンマルトの使者」が作られた時代背景とは?
ウルトラセブン第42話は、
永年に渡って「沖縄返還」の問題を比喩されたもの
と言われてきました。
ただ、この「沖縄返還」問題に関しては
あんくるはなのような
ヤングシニア世代でも
知らない方が多いです。
なので、軽く説明します。
「ノンマルトの使者」の脚本を担当した金城氏は、
後年のインタビューで「沖縄問題とは無関係」
との回答をしています。
しかし、「ノンマルトの使者」で
真市少年がダンに訴えた
「地球はノンマルト=海底人のモノ」
と言う言葉が
「沖縄は琉球人のものだ!アメリカ人のものでも、日本人のものでもない!」
と聞こえなくもないのも事実なのです。
ただ、一つだけ言えるのは「ノンマルトの使者」が
「海底は地球人のもの」と言う
当たり前を根底から揺さぶった事
の方を問題視されてるのです。
この話は1960年代の日本の世相を少なからず反映させてます。しかし、現代では別問題で新解釈が出来てしまいます。それは次回のお楽しみ。今回はここまでです。
「ノンマルトの使者」が当時訴えてたものとは?:まとめ
ウルトラセブン第42話
「ノンマルトの使者」が
訴えてるものは次の通りです。
- 地球は元から地球人のものだったのか?
- もしかして地球は、別の民族のものだったのではないか?
更に、このエピソードをまとめるとこの様になります。
- 「地球はノンマルトのもの」だと言う台詞
- ノンマルトの都市を破壊する際のキリヤマ隊長の台詞
- 真市少年は既にこの世からいなかった
- ただし、真市少年の正体が何者かは永遠の謎
ただこの話は、1960年代の事を言ってるようで
現代も続くある国際問題を
色濃く反映しています。
次回は、独自解釈になりますが
「ノンマルトの使者」の新解釈
をお届けしますので
楽しみにしててください。
そして、今回紹介した作品以外にも
ウルトラセブンには問題作があります。
まだあるウルトラセブンの問題作
ウルトラセブンには、
この記事でも触れた封印された
第12話なるものが存在します。
ウルトラセブン放映から50年以上経っても
「なきもの」とされた作品は
どうやって生まれたのか?
現在でも入手可能なのか?
そんな第12話の疑問に関して
まとめた記事があります。
興味のある方は、是非とも読んでみてください。
ウルトラセブンが懐かしいと感じた方は読んでみてください。
次週は、独自解釈が強いですが
納得いく部分も大きいと思うので
楽しみにしててください。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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それでは、また次回。
以上、あんくるはなでした。